すごいだいず

濃さは普通です in Canada

13か月:うちの子はいくつと言えばいいのか問題

育児は最初の1か月が辛いとか、3か月、半年になればもっとまとまって寝てくれるとか、先人の言葉を信じて希望を持っていたけれど、息子氏1歳をすぎてもまだまだ手がかかる。とにかくよく動くし寝ないのだ。1月から午前中だけ語学学校に通いだしたのと春に日本に一時帰国していたせいもあるけれど、このブログの存在を丸々5か月忘れていた。想像以上に自分の時間がない。イヤイヤ期もまだなのに!

息子はとても愛想のいい子で、外出すると周囲に笑顔を振りまいているので、毎日のように見知らぬ人に「男の子?女の子?」「いくつ?」などと聞かれる。今までは「It's a boy」「○ months」「just turns a year」と答えていたが、1歳1か月は何といえばいいのか?

私の知る限りでは、周囲で「one year and one month」と言っている人を見たことがない。「13 months」だ。お洋服の表示も「12-18M」とかだし。1歳半という概念はほぼ存在していないっぽい。18か月なのだ。じゃあいつまで月数でカウントすればいいのかというと、たぶん24か月までが一般的な気がする。(追記:公的なパンフレットで2歳半を30 monthsと表現しているのを見つけた)ちなみに3か月児を「14 weeks」などと表現する人も結構いた。なんか分かりにくいと思ってしまうけど…

日本の友達は1歳までは月数でカウント、その後は「1歳すぎ」「1歳半」「もうすぐ2歳」くらいの比較的あいまいな表現をしていた気がする。それではダメなんですかね。

7か月:子どもは誰のもの

川上未映子さんのWebエッセイを読んでいたら

子どもは自分とは別の人間ではあるのだけれど、言葉がはっきりしない2歳ぐらいまでは、母親の体の延長にある気がします。

という一節があって、なるほどーと思った。平たく言えば子どもはまだ自分のものという意識があるのだ。夫に育児を「手伝って」もらって「ありがとう」「ごめんね」って言っちゃうのも、周囲から育児に口を出されてガルガルしちゃうのも、きっとこのせい。

もちろん正解は「子どもは独立した人格を持っているから誰かのものではない」んだろうけど、小さいうちはそうもいかない。私の肌感覚でいうと産後数か月は

 私のもの6割:夫婦のもの4割

くらいに考えていた気がする。それで一人で頑張ろうとして疲弊していた。夫にもっと似ていたら『夫婦のもの』度は上がっていたかもしれないし、跡取りを産めプレッシャーが強かった人は『〇〇家のもの』が強いだろう。総じて新米母は『私のもの』度が強くなりがちの傾向にあると思う。

ところが産後義両親の喜びっぷりを目の当たりにしたり、児童館等公共サービスの恩恵を受けて行政に感謝したりするうちに私のスタンスも若干変化してきた。今なら

 私のもの4割:夫婦のもの3割:家族のもの2割:社会のもの1割

あたりに落ち着く気がする。そんなことを考えていた年末年始。

冬本番

20代の頃はセンター試験と聞くと当時を思い出して暗い気持ちになっていたけど、いつの間にか気にならなくなっていた。年を取って鈍感になっていくのも案外いいことなのかもしれない。

地元福島は最高気温1℃だそう。一番寒い時期なんだよなー受験生かわいそうに…と思ったけど、こちらカナダでは最高気温が0℃を超えたら「あったかい日」である。この間は5℃くらいあってしかも日差しがあったので「春みたいだね!」とみんな喜んでいた。ちなみに明日の予想最高気温はマイナス8℃。風があるので日中の体感気温はマイナス17℃くらいになる。

7か月:私の流行語大賞

妊娠中にせっせと書き連ねたこのブログ、すっかり放置してました。

39週で無事に男の子を出産し、徐々に出産や育児のあれこれをまた綴ろうかな~と思っていたけど、無理だった。とにかく子どもから目が離せないから家事もまともにできない。授乳中とか寝る前とかに携帯をいじる余裕はあるけどブログの文面を考えるまでには至らなかった。ポケモンは67種ゲットした。頭の中にはよく浜ちゃんの歌声が流れていた。

 温泉でも行こうなんて いつも話してる
 落ち着いたら仲間で行こうなんて でも
 全然暇にならずに 時代が追いかけてくる
 走ることから 逃げたくなってる

 

さて息子は7か月、書くネタには困らない。カナダでの出産、育児、病院や児童館のこと。おいおい遡っていければと思うが、今回は2016年私が一番心の中でつぶやいた言葉をピックアップしようと思う。

「ピザ買って来いよ」
0歳児の育児っていうのは常に寝不足との戦いで、あと異様におなかがすくので、ちょっと時間が空いたら食パンかじって眠りたい。具合が悪いときは子どもを預けて1時間でも2時間でもいいから寝たい。どんなに美味しい料理があろうと、子どもを抱いたままだと落ち着いて食べられないし、やっと寝てくれた子どもが起きる前に!と食事を流し込むこともしばしば。

なのに夫や時々訪ねてくる夫の両親は、疲れている私に美味しいものを食べさせてあげようという親切心で、よくキッチンに籠っていた。私のほしいものはそれじゃない。手軽に食べられてゴミを捨てるだけのピザでいいんだよ…!1時間料理する時間があるなら50分子どもの面倒を見て、10分で宅配ピザ頼んでくれよ。最初のうちは「ありがとう、でもね…」と言っていたがだんだんと「その親切心いらないんですけど」と不満をあらわにするようになった。それでも彼らは数週間後にはまた忘れてのんきに調理を始め、キッチンには汚れた食器が積み上がり、私はまた「ピザ買って来いよ」と小さくつぶやく。

36週:Baby shower

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3月に新居を探し始め4月に契約&引越し、5月末に私は出産予定で6月は夫の職場の年度末ということでこの春はとにかく忙しい。特に4月は身重で引越しということでなかなかにハードだ、、と思っていたら「4月末の週末に友達の家でパーティーがあるから実家に帰ろう」と夫。1か月前に帰省したばっかりじゃん、てか最後の週末だから当然最後の荷物運びと掃除でしょうに。

まぁ子どもが生まれたらなかなか友達と遊ぶのも難しくなるだろうし、今のうちだけかなーとしぶしぶ了承。ところが荷造りを進めるうちになんとなく違和感を感じ、ふと「あ、今回のパーティーとやらはサプライズBaby showerだな」と気づく。夫がちょいちょいボロを出すので「サプライズってこと、気づいてるよ…無理するな…」と思わず言ってしまった。

部屋の片付けもそこそこに実家へ帰ると、家がきれいに整えられており冷蔵庫はパンパン、焼きたてケーキも見える。義両親の手前気づかないフリをしていたけど、ママもボロを出し続けるので面白かった。結果的に親族や友人など想像以上にたくさんの人が来てくれて、ある意味サプライズは成功だったと思う。ありがたい…

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20人以上のゲストがやってきて、内気な弟が頑張ってくれてジェスチャーゲームを開催。老若男女みんな本気で取り組むので面白かった。さらに子どもの名前を投票で決めることになったのだが、Thomas、Dali、Jorudi、Felix等候補が挙がる中「サムライネーム、かっこいいじゃん!」ということでMusashiに決定。ただ覚えにくいらしく、ママは「マスシ?マムシ?」と言っていた。マムシはちょっと嫌だな…

35週:ペンギン歩きでお買い物

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さて予定日まで1か月とちょっと、新居も決まったことだし最低限必要なものを買わなければならない。ベビーベッド、ベビーカー、チャイルドシートだ。荷造りと並行してベビー用品店に何度か足を運ぶ。なかなかに骨の折れる仕事だ。あれこれ動いているうちに歩幅が狭くなっていることに気付く。若干腰が痛いので無意識にかばっているようだ。

ベビーカーは一番使うだろうしチャイルドシートは安全性が重要だからと、そこそこいいものを買うことに。お洋服はお下がりがあるし、ベビーベッドは中古かIKEAでいいや…

ところでこちらでは窒息防止のために掛布団等を勧めておらず、おくるみやスリープサックと言われる寝袋状のものが主流らしい。写真はswaddleと言われるかんたんおくるみ。ママがプレゼントしたげな顔をしているので、とりあえずこのへんのものやバスタオル等はギリギリまで買わなくてもいいかな。

34週:眠れない

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引き続き熟睡できない。お腹が重いから?中の人が動くから?頻尿だから? 2時間おきくらいに目が覚めるのだが、寝返りをうったりトイレにいったりすると夫も起きてしまうので申し訳ない。私は夜中の地震では目が覚めないタイプなんだけどなー。リビングに移動してソファーで寝てみたりする。

そんな中義両親が引越しの手伝いにやってきた。アパートに3泊してもらったのだが、けっこう辛かった…なんとなく気を遣ってダラダラできないし、夜は夫と談笑しているので「先に寝ます」と言いづらい。実家にいるときは部屋に戻ってしまえば良かったんだけど、狭いアパートに4人なのでそうもいかないし…。

通院の日はママと一緒に病院へ赴き、先々週のエコーの結果を尋ねた。私はバスに乗らなくて済むので楽だし、ママもドクターの話を聞けるのが楽しみのようだ。
「このままだと7ポンド(≒3200グラム)くらいで産まれるかな。やや小さめだけどちょうどいい大きさね!」日本だと3000グラムくらいが平均な気がするので、やはりカナダはもうちょっと大きく生まれる子が多いのね…
「腎臓がやや大きめね、この時期20人にひとりは見つかる異常だから気にしなくていいけど、産まれたらでエコーで確認しましょう」と、pyelectasisという単語を示してくれた。なんだそれ!帰ってから調べてみると日本語では腎盂拡張症、水腎症と言われるものらしい。可能性があるというだけだし、何かできるわけじゃないけど、、むむむー心配だなー。

写真は義両親が新居のそばで買ってくれたカップケーキ。うまいけど甘い。