逃げる

　中学生の頃から嫌いな言葉は｢努力｣、高校の美術の時間に描いた絵のテーマは｢大器晩成｣。私が私の親ならきっと泣きたい。うっかり選んでしまった大変そうな道も、とりあえず前向きに歩んで結果に繋がったこともあるけれど。
　ひとことで言えば全てが面倒だ。できるだけ楽をして暮らしたいから、｢がんばらない｣ことを指南する本が売れる理由が全く理解できない。｢がんばる｣方法を教えてくれ。面倒なことから逃げてころころ転がっているうちに全てが片付いたらどんなに良いだろう。
　｢人生は簡単ではないから｣｢お金は必要だが重要ではない｣そう断言する人を尊敬の眼差しで見つめている。でも迷いながらふわふわと生きてきたこの道が私の人生なのだよなとも考える。うだうだ深夜に問答。facebookにチャレンジ中。