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すごいだいず

濃さは普通です in Canada

ヒロスエへの要望

『はなちゃんのみそ汁』が映画化との記事を見かけた。調べてみると、来年の1月に公開されるらしい。実話を基にした話で、原作の女性が音大出身ということもあり、クライマックスでは主役の広末涼子が歌うらしい。

なんだってー!『MajiでKoiする5秒前』からあの可愛らしさに悶絶して、好きな曲は『プライベイト』、受験は『広末涼子のがんばらナイト』を心の支えに頑張って、『鉄道員』『Presents~合鍵~』『ゼロの焦点』で演技力に度肝を抜かれた私が観ない訳にはいかないじゃないか…!

でもちょっと引っかかるところがある。確か『はなちゃん』て、24時間テレビでドラマ化された時にネットで批判されてなかったっけ。妻を亡くした夫がまだ小学生?の娘を妻代わりに扱っていてどうなんだ、という内容だった。下手したら虐待だし、ジェンダー問題も内在してるし、少なくとも娘が自立する頃に「毒親」問題にはなるよなぁと思った。

で、ちょっと調べてみたら、原作はニセ科学に傾倒して自ら命を縮めてしまった話らしいじゃないか。食事療法や代替医療にハマり病院での経過観察を拒否って…。しかも夫が新聞記者かよとか、5歳の子どもに苦労させて美談かよとか思うところはあるのだけれど、本も読んでないしドラマも見ていないので批判のしようがない。

しかし、いち広末ファンとして、こんないわくつきの作品に彼女が主演するのに不満のひとつくらい言ってもいいかな…。広末ってつくづく男を見る目がないとか素行がどうとか叩かれているけど、もう3児の母。『スターマン』『想いのこし』みたいな安っぽいエンタメ作品で優しい母親役に挑んで、オトナの女性イメージ構築に努めようとする事務所や本人の気持ちはすごく分かる。あとゴスペラーズ僕らの音楽に出てた時にも話題になったけど、歌手復活待望論は根強い(私の中で)。家族思いの母親+シンガーって、イメージ戦略上恰好の役柄だったんだろう。

でもね、広末涼子っていう女優は、類まれなる透明感と天使のような微笑みと美しい声を兼ね備えた日本の宝なんだよ。戦略なんていらないんだよ。じっくり脚本を吟味して納得いく作品にだけ出演してほしい。空いた時間は家族と過ごしたりキャンドル灯したりしていればいいよ!!!

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↑ソフトケースに移し替えてまでカナダに持ってきたアルバム

 

長くなったけどここからが本題。

日本中が涙した!ベストセラー実話エッセイを映画化!

ってアオリ、どうなの?ネットで検索すれば容易に批判が見つかる状態で家族向けの心温まる映画作っちゃう?原作の問題点が指摘されたところはばっさりカットして、健康は家族の絆と毎日の食事から…っていう脚本に仕立て直したから大丈夫ってことかしら。ネットでよく見かける謎の美談とかもそうなんだけど、いい話なんだから感動したんだから嘘でもいいじゃんというのが私は本当に嫌い。

映画を見た子どもが、感化されて健康的な食生活を実践したとして、後々原作を読んでみたら非常に残念な内容だったら…裏切られた気持ちにならないのかなぁ。結果健康になったからOK?違うでしょ。

いきなり話は飛ぶが、高校時代の純粋な私はNHKで特集していた障害児と母親の奇跡の物語にえらく感動したのだった。医療・福祉分野に興味があったこともあって、進路まで真面目に考えるきっかけになった。ーーしかし、数日後の新聞でその奇跡の物語は全て母親の嘘(思い込み?)だったことを知りショックを受けた。母親は嘘をつくつもりはなかったのかもしれないし、取材スタッフも見抜けなかったのかもしれないし、誰が悪いのかは分からない。でも天下のNHKが平然とニセモノを公共の電波に流しちゃうんだ…私の感動の涙は何だったんだろう…と。(同じように佐村河内氏のゴーストライター問題では、彼を信じて施設訪問を楽しみにしていた子どもたちの心の傷こそ最も心配すべきだと思う)

収集がつかなくなってきたのでこの辺で。

広末よ、仕事を選んでこれからも輝き続けてください。

かわいい『ジーンズ』広末涼子