すごいだいず

濃さは普通です in Canada

12週:初エコー検査

日本だと産婦人科には経腟エコーと経腹エコーが常備されていて、診察の際にはいつでも超音波検査をしてくれるイメージであるが、医療費無料の国カナダ、そうはいかない。普段通うファミリードクターのところにはエコーの機械がないので、別の専門のクリニックに行って診てもらうのだ。しかもチャンスは2回ほどしかないので、性別確定できない場合もあるのだとか。むむむ。

予約の段階で、「検査の1時間前に8オンスの水を4杯(≒950ml)飲んでおいてね」と言われる。膀胱に尿がたまっていた方が子宮の状態が見やすいらしい。普段ならまだしも、つわり中に飲めるかそれ…?と不安になる。案の定当日は500mlくらいでギブアップ。気合でシャワーを済ませ、いざクリニックへ。

目当ての場所は複数のクリニックが同じビル内に入居している建物だった。中央にはカフェがありコーヒーやマフィンを売っている。素敵。そして受付へ。「エコー写真1枚6ドル、DVD32ドル」と書いた張り紙が目に入る。無料じゃないのね…

こちらはあまり待たされることなく(と言っても20分くらい)で呼び出された。6つの部屋があり、それぞれにエコーの機械とPC、液晶モニターが設置されている。薄暗い室内で横になり、お腹をぐりぐりと機械で押される。「Oh、膀胱が空っぽで見えにくいわ!」的なことを言われる。中東系?の訛りかつ早口なのであまり聞き取れない。こちとら中学生レベルのジャパングリッシュ使いなので何も言えないが。ここは心を無にして会話は夫に任せることにする(夫もやや苦戦していた)。

モニターには2等身程度のザ胎児というような映像が!しかも動いてる!下腹部を圧迫されやや苦しいがこれは感動するわ!!胎児の頭の大きさを測ったり、卵巣なども見ているようだがよく分からない。「赤ちゃんが丸まっているからちょっと待ちましょう」と言って技師はPCの前へ。私はお腹丸出しジェルで濡れたままなので寒かったよ… 数分後再度胎児の身長を測って出産予定日を若干修正。トータル30分くらい、日本より丁寧に診てくれた気がする。しかし特に技師から所見等を伝えられることもなく、またドクターやナースによる問診もなく、こんなものかと拍子抜けする。帰りに1枚写真を買ったら可愛い封筒に入ってきた。こういうところには気を遣ってくれるのね、と苦笑。

隣のクリニックでスクリーニングのための血液採取をさくっと済ませて帰宅。ちなみにスクリーニングというのはいわゆる出生前診断のことらしく、あまりにカジュアルに「受ける?」とファミリードクターに聞かれたのでお願いした。夫は深く考えずに保険でカバーしてくれるならいいんじゃない?という感じ。12週と15週に血液を採取するダブルテストということなので、おそらくNIPTか母体血清マーカーテストのようなもの(どちらも日本では保険適用外)なのだと思う。出生前診断と聞くだけでこちらとしては緊張と不安がよぎるが、技師も何も言ってないってことはとりあえず順調なの…か?

出産予定日が4日ほど早まったため12週は終わり、早くも13週、4か月目へ突入するのであった。ところでここまで1度もパンツ脱いでないけど、内診ってしないんだね…


日本にいる間に電気を聴いていなかったことが悔やまれる『Cafe de 鬼』電気グルーヴ